今回はこのような疑問を解決する記事です。
英検3級の一次試験では、リーディング(読む)・リスニング(聞く)に加え、ライティング(書く)問題が出題されます。
うちの子はまだ小学生。
ライティング問題なんてできるのかしら・・・💦
このように不安に思われる方もいらっしゃると思います。
けれども、安心してください。
小学生や中学1年生でも、英検3級のライティングで合格点をとることは可能
です。
むしろ、リーディングやリスニングより得点しやすく、ライティングで高得点を取得し英検3級合格につながるケースもあります。
我が子も、ライティングで得点率91%の高スコアを獲得し、英検3級に合格しました!
よって今回は、息子の実体験をもとに小学生~中学1年生のお子さんもできる効果的な勉強法や解答のコツをお伝えします。
お子さんにライティングを教える際のポイントもあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
【息子の体験に学ぶ】英検3級ライティング対策の重要性
息子は1度の不合格を経て、2度目で英検3級に合格しました。
この経験から、英検3級のライティング試験について以下のように感じます。
以下、息子のスコアを見ながら詳しくお伝えしますね。
ライティング対策はとても重要!
英検3級の試験において、ライティング対策はとても大切です。
なぜなら、ライティングは問題数が1問と少ないですが、一次試験の1/3のスコアを占め、ライティングの得点次第で合否が分かれる可能性があるからです。
具体的に、息子が不合格/合格だったときのスコアを例に見てみます。
受験1回目(不合格) スコア | 受験2回目(合格) スコア | ||
---|---|---|---|
筆記 | リーディング | 355 (65%) | 336 (61%) |
ライティング | 352 (64%) | 502 (91%) | |
リスニング | 309 (56%) | 326 (59%) | |
合計 | 1,016 (62%) | 1,164 (71%) |
※ リーディング/ライティング/リスニングは各550点満点(英検CSEスコア)
※ 3パート合計1,650点満点中、1,103点以上で一次試験合格
※ 括弧内は息子の得点率
1回目の受験では、合計スコアが合格基準の1,103点に到達せず不合格。
2回目は基準をクリアして合格しました。
英検3級の一次試験に合格するには、リーディング/ライティング/リスニングの3つのパートのスコア合計が全体の約67%(満点1,650点中、1,103点以上)に達する必要があります。
1回目の受験では全体の得点率が62%(ライティングは64%)でしたが、2回目はライティングで得点率91%を獲得し、合計得点率を70%以上に押し上げる形で合格基準をクリアしています。
合格できたのは、ライティングのスコアが良かったおかげ!
このように、ライティングのスコアが合否の分かれ目になることがあり、英検3級合格にはライティングの対策が重要だと言えます。
「ライティングは1問だけだし・・」と手を抜かず、計画的に取り組みましょう!
スコアを伸ばしやすく対策の価値アリ
息子が英検3級を受験した経験から、ライティングはスコアを伸ばしやすく、対策する価値が十分にあると感じます。
英検3級のライティングがスコアを伸ばしやすいと考える理由はこちらです。
ライティングは対策する価値アリだね!
英検3級のライティング問題とは?
英検3級ライティング問題の概要をお伝えします。
英検3級の一次試験では、リーディング/リスニングに加えてライティング問題が出題されます。
問題数/試験時間
英検3級(一次試験)の問題数および試験時間はこちらです。
問題数 | 試験時間 | ||
---|---|---|---|
筆記 | リーディング | 30問 | 50分 |
ライティング | 1問 | ||
リスニング | 30問 | 25分 |
※3級は、一次試験および二次試験(面接)があります。
ライティングは、筆記試験の一部として実施されます。
ライティングの問題数は1問のみ。
筆記の試験時間は50分で、制限時間内にリーディングとライティングの両方に解答します。
2024年第1回検定より、英検の問題形式のリニューアルが予定されています。
英検3級ではライティングにのみ、以下の変更があります。
(リーディング/リスニング問題に変更はありません。)
参照: 英検(実用英語技能検定)公式サイト
配点および合格基準
英検3級の一次試験における各パートの配点(英検CSEスコア(※))はこちらです。
(※) 英検CSEスコア: 英語力を客観的に評価する、英検全級で共通の指標
満点スコア | 合格基準 | ||
---|---|---|---|
筆記 | リーディング | 550 | 1,103以上 ( 満点1,650 ) |
ライティング | 550 | ||
リスニング | 550 |
ライティングの配点は、リーディング及びリスニングと同じく550点。
リーディング/ライティング/リスニングの3技能のスコア合計が1,103点に達すると一次試験合格となります。
ライティングの問題数は1問のみですが、一次試験全体の1/3のスコアを占めます。
この1問でいかに得点できるかが合格への鍵に!
問題形式
英検3級のライティング問題の形式は、提示される質問(QUESTION)に対して自分の意見を述べる意見論述問題です。
意見論述!?
なんだか難しそう・・
難しく考えなくて大丈夫!
質問に対して、簡単な英語で答えればOKです
問題例
ライティング問題で提示されるQUESTIONの内容は、受験者自身の生活や好みについて尋ねるものです。
例えば以下のような質問です。
簡単な質問だけれど、英語で理由まで答えようとすると意外と難しい💦
練習すればうまく書けるようになるので頑張りましょう!
評価観点
英検3級ライティングでは、以下の4つの観点について評価されます。
これらの4つの観点について、それぞれ0~4点の5段階で評価されます。(満点は16点。)
この点数が英検CSEスコア(満点550点)に換算され、合否が判定されます。
参考: 英検(実用英語技能検定)公式サイト
英検3級ライティングの効果的な勉強法
ここでは、小学生~中学1年生のお子さんでもできる、英検3級ライティングの効果的な勉強法をお伝えします。
以下、詳しくご説明しますね!
① 「解答のコツ」を知る
問題に取りかかる前に、英検3級ライティングの解答のコツをチェックしましょう。
最初に解答のコツやポイントを把握しておくことで、効率良く学習を進められますよ。
時間は有限なり!
なるべく近道で合格にたどり着こう!
② 問題を解く
次に、①で確認した解答のコツを踏まえてライティングの問題を解きます。
はじめは英検公式サイトの過去問題から取り組むとよいでしょう。
直近3回分の過去問題および解答例が掲載されており、無料で利用できますよ!
最初から自分で英文を考えて書くのが難しい場合は、模範解答を書き写すところから始めてもOK!
なお、英検の公式サイトにある過去問題には解説がついていません(解答例のみ)。
また公式サイトの過去問題だけでは問題数が少なく練習量が不十分なので、過去問題集や参考書を用意してさらに問題に取り組むのがおすすめです。
(2024年度 新ライティング問題対応)
③ 添削を受ける
解答を書いたら、英文を添削してもらいましょう。
ライティングにおいて、書いた英文のどこを改善すればいいのか自分で判断するのは難しいですよね。
よって、他者の添削を受けてブラッシュアップしていくのが効果的です。
小・中学生のお子さんの場合、親御さんで添削するのが手っ取り早いですが、なかなか時間がとれない場合もありますよね💦
そんなときはオンライン英会話など、ライティングの添削・指導が可能なサービスを利用するのもおすすめです。
オンライン英会話は、親の負担を減らしてくれるからありがたい!
④ もう一度自分で書いてみる
英文を添削してもらったら、その結果を受けてもう一度自分の力で解答してみましょう。
添削を受けて「わかったつもり」では実力にならないんだね・・・
もう一度書くことで、学びが定着しますよ!
⑤ ②~④を多くの出題パターンで繰り返す
上記②~④を、いろいろな問題で繰り返しましょう。
QUESTIONの型(”Do you like ~ ?” や “Which do you like ~ ?” など)や、質問内容について幅広いパターンに取り組むようにします。
苦手な問題は特に重点的に練習して、解答の精度を上げていきます。
多くの出題パターンに取り組んでおけば、本試験に自信をもって臨めますよ
これだけは押さえておこう!「解答のコツ」5選
英検3級のライティング対策をするにあたり、ぜひ押さえておきたい「解答のコツ」をご紹介します。
それぞれ詳しく解説しますね。
「お決まりテンプレート」を使う
ライティングの解答では、「お決まりテンプレート」に当てはめて解答しましょう。
以下の「お決まりテンプレート」なら、あらゆるQUESTIONに対応できます。
上記のテンプレートを使用した解答例をご紹介します。
テンプレートに当てはめるだけで、以下ようにわかりやすい構成で文章を書くことができますよ。
QUESTION:
Do you like riding a bike ?
(あなたは自転車に乗るのが好きですか?)
解答例:
Yes, I like riding a bike.
(はい、わたしは自転車に乗るのが好きです。)
I have two reasons.
(それには、2つの理由があります。)
First, it is good for my health to ride a bike.
(1つ目の理由は、自転車に乗ることは健康によいからです。)
Second, riding a bike is relaxing .
(2つ目の理由は、自転車に乗るとリラックスできるからです。)
※27語
まずは「お決まりテンプレート」を覚えましょう!
QUESTIONをよく読む
出題されるQUESTIONをよく読みましょう。
なぜなら、QUESTIONの文中に解答に使える表現が含まれていることが多く、ヒントが詰まっているからです。
例えば以下のように、QUESTIONに使用されている語句をそのまま解答に使えることがあります。
QUESTION例 ①:
Do you like reading books at the library?
(あなたは図書館で本を読むのが好きですか?)
⇒ (解答1文目)
Yes, I like reading books at the library.
(はい、わたしは図書館で本を読むのが好きです。)
QUESTION例 ②:
What do you enjoy doing in winter ?
(あなたは冬に何をして楽しみますか?)
⇒ (解答1文目)
I enjoy skiing in winter.
(私はスキーをして楽しみます。)
簡単な英語でわかりやすく!がポイント
英検3級のライティングでは、簡単な英語でわかりやすい文章を書くようにします。
英検3級のリーディング/リスニングでは中学卒業レベルの英語力が求められますが、ライティングで難しい英語を書く必要はありません。
英検5級(中学初級)程度の簡単な単語や文法を使用した文章で大丈夫です。
QUESTIONに対する答えが相手にわかりやすく伝わる、シンプルな文章を書くことを意識しましょう。
簡単な英語でよければボクでも書けるかも!
得意な言い回しを用意する
3級のライティングでは、自分の「得意な言い回し」をいくつか持っておくと、ほかのQUESTIONに応用できることがあり便利です。
例として、息子の「得意な言い回し」をいくつかご紹介しますね。
そのまま使ってもいいし、一部をほかの語句に変えてもOK!
これらを覚えておくと、以下のような質問に応用できます。
QUESTION:
Which do you like better, the sea or the mountains ?
(あなたは海と山のどちらの方が好きですか?)
解答例:
I like the mountains better.
(わたしは山の方が好きです。)
I have two reasons.
(それには2つの理由があります。)
First, I can see beautiful flowers and trees there.
(1つ目の理由は、そこではきれいな花や木を見られるからです。)
Second, climbing mountains is relaxing.
(2つ目の理由は、山登りをするとリラックスできるからです。)
慣れてくると、「この問題にはこの言い回しが使えるね!」とわかるようになるよ
本当のことを書かなくてOK!
QUESTIONに対する解答は、必ずしも本当のことを書く必要はありません。
事実と異なっていても構わないので、自分が英語で書きやすい内容を選んで書くようにしましょう。
例えば以下のようなケースです。
QUESTION:
Which do you like better, reading books or watching TV?
(あなたは本を読むのとテレビを見るのとでは、どちらの方が好きですか?)
ボクはテレビの方が好きだけど、理由が思い浮かばないな・・・
「本を読む方が好き」な理由が書けそうなら、そちらを選べばOKだよ!
例えばこんな理由とかね↓
英検3級ライティングで覚えておくべき「使える表現」
英検3級のライティングで覚えておくと便利な「使える表現」をご紹介しますね。
それぞれの表現について、例文つきでご紹介しますね!
自分の好みややりたいことを示す表現
I like to ~ [ ~をするのが好きです ]
例:
I like to play basketball.
(わたしはバスケットボールをするのが好きです。)
I want to ~ [ ~をしたいです ]
例:
I want to travel to England.
(わたしはイギリスに旅行したいです。)
I enjoy ~ing [ ~をして楽しみます ]
例:
I enjoy watching movies on weekends.
(わたしは週末に映画を観て楽しみます。)
I can ~ [ ~ができます ]
例:
I can bake cookies.
(わたしはクッキーを焼くことができます。)
好きなことや、普段やっていることを尋ねる質問に答えられるようにしておこう!
物事を主語にした表現
It is ~ for me to … [ …することは、わたしにとって~です ]
例:
It is exciting for me to watch soccer games on TV.
(わたしはテレビでサッカーの試合を見るとワクワクします。)
There is (are) ~ [ ~があります ]
例:
There are many famous temples there.
(そこには多くの有名なお寺があります。)
I(私)以外を主語にした表現を覚えておけば、解答のバリエーションが広がって便利です
語数を増やしたいときに便利な表現
with ~ [ ~(人)と ]
例:
I go to a library with my sister on Sundays.
(わたしは日曜に姉と図書館に行きます。)
at ~/ in ~/on ~ [ ~(場所)で ]
例:
I want to study English in Canada.
(わたしはカナダで英語を学びたいです。)
ちょっと語数を増やしたいときに役立つよ!
子供にライティングを教える際のポイント5つ
ここでは、「子供にライティングを教えるって、どうやればいいの?」という方に向けて、お子さんにライティングを教える際のポイントをご紹介します。
我が家で試行錯誤しながら対策した経験をもとにお伝えします
まずは親が問題を解いてみる
子供に教える前に、まずは親がライティング問題に挑戦してみましょう。
親自身が実際に問題を解いてみることで解答の難しさやコツがわかり、子供により良いアドバイスができますよ。
忙しい親御さんにとっては少々面倒かもしれませんが、子供と一緒に勉強するつもりでトライしましょう。
子供の大変さが理解できれば、勉強のムードも和やかに!
「解答のコツ」や「使える表現」をアドバイスしよう
お子さんにライティングにおける「解答のコツ」や「使える表現」をアドバイスしましょう。
ポイントを押さえて学習するのと、なんとなく取り組むのとでは学習効率に大きな差が出ます。
リンククリック(タップ)で詳しい説明にとべるよ
「書く」&「音読する」を意識して取り入れる
ライティングの学習では、「書く」と「音読する」練習を積極的に取り入れましょう。
頭で考えるだけでなく、体を使うことでググっと記憶に残りやすくなります!
幅広い出題パターンに効率よく取り組む
幅広い出題パターンの問題を用意し、効率よく取り組めるようサポートしましょう。
わたしが苦労したのが、息子が取り組む演習問題の用意&管理です。
ライティング問題は1試験あたり1問と数が少なく、数回の過去問題だけでは練習量が不十分。
とはいえ時間は限られているので、やみくもに問題を解く余裕もありません。
わたしはインターネットなどから情報を集めましたがかなり大変でした
よって、これからライティング対策を行う方は、取り組むべき問題が分かりやすく纏められた対策本を1冊用意されるとよいでしょう。
こちらの『最短合格!英検3級ライティング完全制覇』は、出題される可能性が高い問題タイプやお役立ちフレーズが紹介されていておススメです。
学習スケジュールを管理しよう
お子さんの学習スケジュールを管理し、試験当日に向けて順調に対策できるようサポートしましょう。
英検3級の一次試験にはリーディング/リスニング/ライティングの3つのパートがあり、学習の時間配分が難しいです。
息子は1回目の受験で時間配分がうまくいかず、スコアが伸びませんでした💦
よって、お子さんだけでスケジュールを管理するのが難しい場合には、親がお子さんの学習の進捗や理解度をチェックし、調整していきましょう。
ライティング添削・指導にはオンライン英会話がおすすめ
親御さんが忙しく、お子さんの学習に付き合う時間がない場合には、ライティングの添削や指導が可能なオンライン英会話が便利です。
ここでは、おすすめのオンライン英会話をご紹介しますね。
ワールドトーク|日本人講師によるリーズナブルなレッスン
ワールドトークは、日本人講師がメインの英検対策の実績が豊富なオンライン英会話です。
実際に英検を受験した講師が、それぞれの受講者のレベルに合わせて丁寧にライティングの添削や指導をしてくれます。
講師が日本語で解説・アドバイスしてくれるので、小さなお子さんや英語に自信がない人でも安心。
1レッスン390円~というリーズナブルな料金も魅力です。
無料で1~2回レッスンを受けられるから、無料体験だけでも試す価値アリ!
スモールワールド|質の高い講師と短期集中で英検対策したい人に
スモールワールドは質の高い日本人講師による英検対策が可能なオンライン英会話です。
スモールワールドの特徴は、好きなときに好きなだけレッスンを受けられる点。
月謝制がなく、必要な分だけポイントを購入してレッスンを受けられるので無駄がありません。
よって、英検対策など短期間に集中してレッスンを受けたい場合に有効です。
また、家族でアカウントをシェアできる(追加料金なし)のも魅力ですね。
兄弟やご家族での利用を考えている方にもおススメ!
会員登録で料金発生なし、安心して試せる
我が家の英検3級ライティング奮闘記【体験談&感想】
小学生~中1の英検3級ライティング対策のリアルが知りたい!
そんな方に向けて、息子が小学6年生でライティング対策を開始してから英検3級に合格するまでの様子をお伝えしますね。
① 学習開始期|はじめて自分で英文を書いてみる
英検3級の学習を始めた当時、息子は特に英語が得意でも苦手でもない、ごく普通の小学6年生。
英検4級を取得していたので読む/聞くことは多少できましたが、英文を自分で考えて書くのはおそらくはじめてです。
いざライティングの問題に解答しようとするも、息子の頭の中はクエスチョンマークだらけで「何をどうやって書けばいいの?」という状態でした。
はて?
ライティングって何するの?
うーむ・・・これは対策に時間がかかりそうだぞ💦
② がんばり期|「とりあえず書く」の繰り返しで慣れる
「さてどうやって対策しようか・・」と考え、ひとまず過去問題を使用し、以下のように進めました。
「お決まりテンプレートを使って書くんだよ」などと母のアドバイスを受けつつ練習しているうちに、だんだんとそれらしい英語が書けるように。
さすが小学生!学びの吸収が速い!
とはいえ、まだ単語のスペルや文法のミスが見られます。
けれども徐々に、言いたいことが伝わる英語になってきました。
少々の文法間違いなど、細かい点は気にしすぎないようにしたよ
③ いざ試験本番|結果はいかに?
いよいよ試験当日。(2回目の受験です。)
息子はまだ、「やったことのないQUESTIONが出題されたら、答えられないかも・・」と心配そうでした。
そんな不安が的中し、本番で出題された問題は今まで解いたことがない問題。
息子はなんとか解答してきたようですが、本人の手応えは微妙でした。
後日、試験結果を確認すると・・・
ライティングは16点満点中なんと15点!
(※ 英検CSEスコアでは550点満点中、502点。)
ライティングで高得点をとれたおかげで、リーディングやリスニングでの失点をカバーでき、合格が叶いました。
ボクも予想外に得点が高くてびっくり!
④ 試験を終えて|ライティング対策を振り返っての感想
我が家での英検3級ライティング対策を振り返り、気づいた点をまとめます。
最初は「息子にライティングなんてできるの!?」と半信半疑でしたが、結果として3技能(リーディング/ライティング/リスニング)の中でライティングで最も高得点を獲得。
ライティングははじめてのことで試行錯誤しましたが、ポイントを押さえて対策すればスコアを伸ばせることがわかりました。
ライティングに苦手意識を持たれる方も多いと思いますが、ライティングは高得点も狙えるチャンス問題。
ぜひお子さんと一緒に、前向きに取り組んでみてくださいね!
ボクは「英語を書く」ことに自信が持てるようになったよ!
英検3級ライティングの注意点
英検3級のライティングで気をつけるべき注意点をまとめましたので、ご覧くださいね。
問題文の指示に従うべし
ライティングでは、問題文の指示に従った解答を書きましょう。
いざ英語で書こうとすると、理由が思い浮かばなかったり、語数が足らなかったり。
指示通りに書くのって意外と難しいよね💦
理由を2つ挙げる練習や、語数を補う練習をしておくといいよ!
解答欄の外に書いたものは採点されない
ライティングの採点では、解答欄の外にはみ出て書いた内容は採点の対象外となります。
せっかく書いた答えが採点されないともったいないので、解答はしっかりと枠内に記入しましょう。
事前に本番の解答用紙を使用して練習しておこう!
(※)解答用紙のサンプルは英検の公式サイトにあります
英語以外の言葉には説明をつけよう
英語以外の言葉を解答に使用する場合、読んだ人に意味が伝わるよう説明をつけましょう。
例として、yukata(浴衣)を英文で使用したいときは以下のように説明を補います。
例:
I like to go to summer festivals wearing a Yukata. Yukata is a casual cotton Kimono.
(私は浴衣を着て夏祭りに行くのが好きです。浴衣とは、カジュアルな綿の着物です。)
ほかの人が知らない固有名詞(場所の名前や人名など)を使う場合も、説明を補うとよいでしょう。
例:
I often go to “ABC park”, an amusement park near my house.
(わたしはよく「ABCパーク」(家の近くにある遊園地)に行きます。)
英検3級ライティングに関する【Q&A】
英検3級のライティングに関する疑問をまとめました。
ライティング0点でも英検3級に合格できる?
3級のライティングでは、解答がQUESTIONに対する答えになっていないと得点が0点になる場合があります。
ライティングが0点の場合、リーディングとリスニングが満点だったとしても合格基準スコアに届かず、残念ながら不合格となってしまいます。
① 英検3級1次試験の合格基準スコア
1,103点(1,650点満点中)
② ライティングが0点の場合のスコア
(リーディング/リスニングは満点を想定)
スコア | ||
---|---|---|
筆記 | リーディング | 550 |
ライティング | 0 | |
リスニング | 550 | |
合計 | 1,100 (合格基準に未達で不合格💦) |
ライティングでの得点は必須。
リーディングやリスニングに自信がある人も、しっかり対策を!
スペル間違いはどれぐらい減点されるの?
ライティングにおけるスペル間違いの減点について調べてみましたが、明確な基準は見当たりませんでした。
しかしながら、小さなミス(ミスがあっても意味が通じるレベル)がわずかにある程度であれば減点されないとの見方が有力です。
ただし、ミスの数や程度によっては減点対象になってきますので、なるべく正しく書けるよう普段から練習しておきましょうね。
普段から英文を書き写す練習をしておくと、自然にスペルを覚えられますよ!
【まとめ】英検3級ライティングで高得点&合格を目指そう!
英検3級ライティングでは、ポイントを押さえて対策すれば高得点を取ることができます。
ただし、ライティングに慣れていないお子さんの場合には、学習のアドバイスなど親の協力が必要になってきます。
ライティング対策では、英文を添削してもらいながら学習するのが効果的です。
親御さんで添削するのが難しい場合には、ライティングの添削や指導を受けられるオンライン英会話を試してみるとよいでしょう。
自宅にいながら手軽に、かつリーズナブルにレッスンが受けられて、親のサポートの手間を減らせます。
無料体験のみのお試しも可能ですので、ぜひお試しくださいね。
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