
英検5級を取得したけど・・・
小学生が塾なしで英検4級に合格できるのかしら?

英検4級合格のための、おすすめの勉強法や教材が知りたいわ
今回はそのような方の疑問を解決する記事です。
まず、
小学生が英語塾やスクールを利用せず、家庭学習のみで英検4級に合格することは可能!
です。
こちらの記事を読めば、小学生が塾やスクールには通わず、家庭学習で英検4級に合格するための効果的な勉強法とおすすめ教材がわかります。
小学生の息子が家庭学習のみで英検4級に合格したときの経験をもとにお伝えしますね。
なお、息子が英検4級を受験したときは以下の状況でした。
- 小学6年生
- 英語に触れる機会は学校の授業(と通信教材「スマイルゼミ
」)のみ
- 特別に英語が好きでも得意でもない
- 英検5級取得済み

わたしは留学経験などはありませんが、TOEICスコア940の英語好き!
我が子はごく普通の小学生。
試行錯誤しながら英検5級&4級に一発で合格できました!
これから英検4級の受験を考えている方の参考になれば幸いです。
【関連記事】
英検5級の勉強法はこちらの記事にまとめています。
家庭学習での親のかかわり方のコツについては英検4級でも参考にしていただけると思いますので、よければご覧ください。
通信教材「スマイルゼミ
」の英検対策について知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
英検4級の概要

難易度
英検4級の難易度は中学中級程度となっています。
(5級は中学初級、3級は中学卒業程度です。)
試験日程
試験は年3回実施されています。
試験日 | |
第1回 | 5〜6月 |
第2回 | 10月 |
第3回 | 1月 |

それぞれ、試験直前の長期休み(GWや夏休み、冬休み)を試験勉強に活用するのがおすすめ!
試験時間・出題形式
試験は筆記35分(35問)、リスニング30分(30問)です。

問題はすべてマークシートを使用した選択問題だよ。
読み聞きできればいいので、英語が書けなくても大丈夫!
受験資格
受験資格は特にありません。
英検5級を持っていなくても受験可能です。
必要な学習期間&時間

さて、小学生が英検4級に合格するにあたり必要な学習期間はどれくらいでしょうか。
ごく普通の小学生である息子が要した学習期間および時間は以下です。
- 期間: 4か月間(ほぼ毎日)
- 時間: 1日30分をベースに、試験直前は1時間ほど
息子が普段英語に触れる機会は学校の授業のみ。
(家庭学習でスマイルゼミをやっていますが、学校の教科書に準拠した内容であり難しいものではありません。)
海外経験もなく、特別に英語が好きなわけでもありません。
ただ、英検5級を取得した直後から4級の学習を開始したので、毎日英語の勉強をする習慣がついていました。
実際に上記のペースでやってみた感想としては、
- 4か月あればスケジュールに余裕をもって学習できる
- 1日の学習時間は30分が限度
です。
我が家では、5級の試験終了から次の4級の試験が行われるまでの4か月間を試験対策にあてました。

4か月間の準備期間があると、焦らず学習に取り組めるよ!
そして、1日あたりの学習時間は30分が限界でした。
小学6年生の息子には学校や習い事があり、ほかにゲームなど好きなことをする時間も必要。
さらに、4ヶ月間毎日勉強を続けるとなるとなかなかの長期戦です。
よって、本人の集中力とモチベーションを維持できるよう、学習時間を1日30分としました。
あまり無理をして英語を嫌いになってしまっては本末転倒。
子供の様子を見ながら、無理のないペースで進めるのがいいですね!
小学生におすすめの英検4級勉強法&教材レビュー

おすすめの勉強法は以下の3ステップです。
- ① テキストを使って試験の全体像や解き方のコツを学ぶ
- ② 単語帳で単語力を鍛える
- ③ 過去問題を繰り返す
それぞれ使用した教材と合わせて、詳しくお伝えしますね!
① テキストを使って試験の全体像や解き方のコツを学ぶ
まずは英検4級対策のテキストを使用し、4級の試験でどんな問題が出るのか把握し、解き方のコツを学びましょう。
使用したテキストはこちら。
こちらのテキストのおすすめポイントは以下です。
- 小学生向けに作られている
(漢字にフリガナあり。フルカラー&イラストつきでとっつきやすい。) - 解き方のコツを学べる
一方で、わたしの予想と違った点はこちら。
- 子供だけで学習するには少々難易度が高い
「小学生のための」とタイトルにあることから、わたしは小学生が自分で学習し理解できる内容をイメージしていました。

実際に取り組んでみると、子供だけで取り組むには難しかったですね・・・
問題にとりかかる前に前提を少し補って説明してあげたり、解説の内容がどういうことを言っているのか嚙み砕いて伝えてあげないと息子には理解できませんでした。
おそらく英検4級の内容(中学中級レベル)を小学生にも理解できるよう簡単に説明することが、そもそも難しいのだと思います。
よって、こちらのテキストを使用し、子供の理解度を見ながら大人が説明を補って進めていくのがいいでしょう。
② 単語帳で単語力を鍛える
英語の基礎となる単語力。
単語がわからないことにはどれだけ文法の知識があっても英語を理解することはできませんよね。
よって我が家では単語力を重視し、毎日少しずつ単語帳を使った学習に取り組みました。
使用した単語帳はこちらです。
最初に購入したのが「英検4級 でる順パス単」。
インターネットで評判がよさそうだったため、まずはこちらを使用しました。
「でる順」ということで重要度の高い単語から学習できるのがいいですね。
時間が足りず覚えられない・・・となった場合でも出題頻度の高い単語に重点を置いて学習できます。
また、公式アプリを使って音声を聞くことができます。
アプリの使い方がシンプルでわかりやすく、すぐに使い始められますよ。
中身は、これぞ単語帳!という感じですね。
イラストなどはなく、カラーも2色刷り(?)でシンプルです。
中学生など勉強に集中したい人に向いているように思います。
一方でデメリットだと感じたのが、こちらは単語とその日本語訳がセットで記載されているのですが、例文が添えられていないことです。
(熟語には例文もあります。)
まだ英語に慣れていない息子には、単語を学習しながら実際の英文にも慣れてほしいとの思いから、単語ごとに例文がのっている単語帳を追加購入しました。
それが「出る順で最短合格! 英検4級 単熟語」です。
こちらは単語ごとに例文がついています。
また印刷がカラーで単語ごとにイラストもついており、パッと見た感じも楽しそう。
小学生にはこちらが向いているように思います。
よって単語学習にはこちらの単語帳をメインにしました。
学習方法は、単語帳を見ながら
(1)音声を聞く
(2)声に出してリピートする
という方法をとりました。
英語は実際に声に出すのが効果的。グンと記憶に残りやすくなります。

1日5分程度でもOK! 毎日少しずつ取り組もう!
③ 過去問題を繰り返す
英検の学習で一番大切なのがココ!
過去問題に繰り返し取り組みます。
息子は過去5回分を3~4回ずつ解きました。
効率よく学習するためにも、徐々に苦手な問題にしぼって解いていきましょう。
過去問題は日本英語検定協会の公式サイトに直近3回分の問題が掲載されていますので、まずはそちらから取り組むのがおすすめ。
無料で利用できますよ!
さらに、余裕があれば過去問題集を使用してさらに問題演習に取り組みましょう。
我が家で使用した過去問題集はこちらです。
こちらは過去6回分とたっぷり問題が収録されていますので存分に取り組めます。
公式アプリから簡単に音声再生ができるので操作性もストレスなし。
過去問題集に関してはこちらで十分だと思います。
もしほかのものと迷われている場合は、解答のところを確認しましょう。
- 解説は十分か?読みやすいか?
- 子供自身で学習する場合は子供でも理解しやすいか?
など、使い勝手がよさそうなものを選ぶとよいでしょう。
英検4級に合格してみて、実力はどう?

息子は当初、単語もほとんど読めないところから英検の勉強を開始。
英検4級に合格した現在ではかなり単語力もつき、英語の読み聞きが「なんとなく」ではありますが、当初と比べてできるようになりました。
文法については細かいことはさておき、「正しい答えはこちらな気がする・・・」と感覚で答えている感じです。
わたしはこの「なんとなく」の感覚を育てていきたいと思っています。
英語は言語ですから、わたしたちが文法を意識せずに日本語を使うように、感覚で学んでいきたいですよね。
そのためには毎日少しずつでも英語に触れ、体になじませることが大切。
英検の勉強はそのひとつの手段として有効だと感じています。
【まとめ】小学生・塾なしでもOK!英検4級合格を目指そう!

息子は塾やスクールを利用せず、上記の勉強法で4か月間学習し英検4級に合格しました。
無理しすぎず、ほどよいペースで学習できたと思います。
小学生が英検の学習をするにあたり一番大変なのは、
子供のやる気をキープし、毎日の学習を続けること
だと思います。
我が家も、息子の気分が乗らず親子ともどもイライラしたことが数多くあります。
ですので、子供も親も無理のないペースで取り組むことを大切にしましょう。
毎日続けるのはなかなか大変ですが、日に日に力をつけていく子供の成長を感じることができますよ。

ママも一緒に頑張っていきましょう!
以下の記事に、
- 家庭学習で子供の英検対策をする場合の「親のかかわり方」のコツ5選
- 【英語塾 vs 家庭学習】どちらがおすすめ?
といったこともまとめていますのでよければご覧くださいね。こちら↓