こんにちは! 二人の子供を育てている、子育てママの ちりこ です。
今回は、わたしが実際に子育てをしながら独学でFP3級に合格した体験をもとに、
FP3級を子育てママにおすすめする3つの理由をお伝えします。
先に結論をお伝えすると、おすすめする理由は以下の3つです。
- 【理由①】お金にまつわる幅広い知識を身につけることができる
- 【理由②】比較的難易度が低く、短時間の学習で独学でも取得可能
- 【理由③】親子の「マネーリテラシー」向上につながる
FP3級は 家事や子育てに忙しいママでも挑戦しやすい、
おすすめの資格だよ!
こちらの記事はこんな人におすすめ!
FP3級ってどんな資格?
試験概要
FP試験は 正式には
ファイナンシャル・プランニング技能検定(以下、FP技能検定)
といいます。
FP技能検定は日本FP協会が実施する国家検定で、1~3級があります。
FP3級はその中でも 難易度が最も低く、FPの入門編となる資格 です!
受験資格
受験資格は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」となっていますが、実質的にはやる気があれば誰でも受験が可能です。
試験日程
試験は年に3回(5月、9月、1月)実施されています。
FP3級が子育てママにおすすめ!である3つの理由
それでは、子育てママにFP3級をおすすめする理由をお伝えしていきますね。
【理由①】お金にまつわる幅広い知識を身につけることができる
FP3級はお金に関する知識を「広く浅く」学べる内容になっています。
出題範囲は以下です。
分野 | 主な内容 |
ライフプランニングと 資金計画 | 社会保険、公的年金、企業年金、個人年金等 |
リスク管理 | 生命保険、損害保険、第三分野の保険等 |
金融資産運用 | 投資信託、債券投資、株式投資等 |
タックスプランニング | 所得税の仕組み、損益通算、所得控除等 |
不動産 | 不動産の取得・保有・譲渡に係る税金、不動産の有効活用等 |
相続・事業承継 | 贈与と法律・税金、相続と法律・税金等 |
これらの分野からさまざまな問題が出題されます。
漢字がたくさん!
なんだか難しそう・・・
難しそうに見えるけれど 大丈夫!
身近なお金の知識だよ~
実際に学んでみた感想としては、「一般教養として知っておきたい」内容です。
例えば、以下のようにニュースでよく耳にするけれども、
自分では説明できない制度や仕組みはありませんか?
- 社会保険料って、何のために払っているの?
- 確定申告が必要な人ってどんな人? 何のために申告するの?
- 所得税の扶養控除ってどんな仕組み?
- 相続税って誰が払うの? 税額はどうやって決まるの?
FP3級の学習をすることで、このようなお金にまつわる
身近な知識を身につけることができます。
他にも、経済的なピンチの助けになる制度があることをご存じでしょうか。
- 医療費が高額になった場合に受けられる、高額療養費制度
- 一家の大黒柱に万が一のことがあった場合の、遺族年金制度
- 教育費の補助を受けたいときに利用できる、奨学金制度
FP3級では、このような「一般教養として知っておきたい」知識を
習得することができます。
お金の知識があれば、
人生のいろいろな場面でうまく活用できそうだね!
【理由②】比較的難易度が低く、短時間の学習で独学でも取得できる
FP3級はほかの資格試験と比べると難易度が低く、合格率が高い資格です。
比較的少ない学習時間(一般的に80~150時間)で、かつ独学でも十分に合格が可能なため、子育てに忙しいママでも挑戦しやすいですね!
ママも何かスキルアップしたい!
でも、忙しくて勉強時間がとれない・・・
なるべくお金をかけずに、
独学で資格の勉強をしたい!
そんな人にも FP3級 はおすすめだよ!
限られた時間で効率よく、役立つ知識を習得したい!子育てママにおすすめの勉強法をもっと具体的に知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
【理由③】親子の「マネーリテラシー」向上につながる
「マネーリテラシー」は、お金にまつわる知識や判断力のことをいいます。
子育てママがFP3級の学習をすることで、以下のようなステップで
親子ともにマネーリテラシーを向上させることにつながります。
- 【STEP:1】ママがFP3級の学習をすることで、基礎的なお金の知識が身につく
- 【STEP:2】ママが学んだお金の知識を子供に教えられるようになる
- 【STEP:3】大人がお金について学んでいる姿を見ることで、子供も「お金について学ぶ必要性」を認識できる
【STEP:1】
まず、FP3級の学習をすることで、ママ自身が基礎的なお金の知識を身につけることができます。
また、基礎的な知識が身につくと、自然と経済のニュースやお金にまつわる情報に
関心を持つようになります。
- 円安が進んでいるっていうけれど、理由はなに? その影響は?
- iDeCoに関する法改正はどんな内容なの?
など、今までスルーしていたトピックに興味がわき、自分でも調べていくとさらに理解が深まります。
【STEP:2】
お金について学び、ママのマネーリテラシーが向上すれば、
ママから子供にお金の知識を教えることができますね!
【STEP:3】
さらに、ママがお金について学び、その知識をうまく活用している姿を見ていると、
子供もお金のことを学ぶ必要性を認識し、自然と学んでいくでしょう。
ママのマネーリテラシーが上がると、
子供のマネーリテラシーの向上につながるんだね!
FP3級を受験するデメリットは?
子育てママにおすすめなFP3級ですが、デメリットは何だろう?と考えてみました。
デメリットはこれといって思いつかなかったのですが、受験前にFP3級についてイメージしていたことと実際のところが違ったと感じる点がありましたのでお伝えしますね。
「合格」=「ファイナンシャルプランナーとしての実力がつく」ではない
FP3級に合格すると、3級ファイナンシャル・プランニング技能士と称することができます。
けれども、合格したからといってファイナンシャルプランナーとして業務を遂行できる力がつくわけではないと感じています。
ファイナンシャルプランナーの仕事は、相談者の経済環境等のデータから現状を分析し、資金計画などのアドバイスをすることです。
けれども、FP3級の学習で身につくのはあくまでお金の基礎知識であり、ファイナンシャルプランナーの仕事を遂行する力を身につけるためには、もう少し難易度の高い資格の取得もしくはFPとして実際に業務経験を積むことが必要だと思います。
すぐにファイナンシャルプランナーとして活躍したい!
と思っている人には少々期待外れになってしまうかも・・・
しかしながら、FP3級はファイナンシャルプランナーとして活躍することを目指す方にとって必要な知識であることはもちろん、そうでない方にとっても「一般教養として知っておきたい」内容です。
よって、お金の知識を身につける第一歩として十分に意義のある資格だと思います。
就職・転職にはあまり有利ではない
FP3級を取得して就職・転職につなげたい!と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
けれども残念ながら、FP3級は難易度が高くないこともあり、就職・転職においてあまり有利に働かないようです。
しかし、FP3級に合格するとその上のFP2級の受験資格を得ることができます。
FP2級は就職・転職の際にアピール材料になるといわれていますので、FP3級を次のステップへの足掛かりとして生かしていくことができますね!
【まとめ】FP3級は子育てママにメリットあり!
FP3級を子育てママにおすすめする理由は以下の3つです。
- 【理由①】お金にまつわる幅広い知識を身につけることができる
- 【理由②】比較的難易度が低く、短時間の学習で独学でも取得可能
- 【理由③】親子の「マネーリテラシー」向上につながる
子育てママには、これから子育て・介護・老後などさまざまなライフイベントが待っています。
FP3級では短時間の学習で、それらに備えるお金の基礎知識を学ぶことができますよ!
毎日の家事や子育てで忙しいママでも挑戦しやすいおすすめの資格ですので、お金について学ぶきっかけとしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
お金について学び、かしこくお金とつきあっていきましょう!
少し話はそれますが、日本人はマネーリテラシーが低いと言われています。
わたしもFP3級の受験を通して、自身のマネーリテラシーの低さを実感しました。
2022年度から高校の授業で金融教育が導入されましたが、
わたしたちはこれまで教育で「お金のこと」を学ぶ機会がほとんどありませんでした。
けれども子供たちには、お金について苦手意識を持たず、正しい知識を十分に学んでほしいですよね!
そのためにはまずは親であるわたしたち子育てママから学びましょう!
子供への教育の観点からもFP3級は子育てママにおすすめです。